![京友禅 手捺染 工房](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=590x10000:format=jpg/path/se3ba6906bba305fa/image/i5e9ffb37f3158474/version/1405043323/%E4%BA%AC%E5%8F%8B%E7%A6%85-%E6%89%8B%E6%8D%BA%E6%9F%93-%E5%B7%A5%E6%88%BF.jpg)
しばらく水面下作業が続いておりました、女将です(^_^;)
昨日念願の工房見学に行ってまいりました!
キモノノミライの着物生地、美しい京友禅染めを施す工房
文山染工さんです(*^^*)
直営のネットショップ繭屋さんから毎月生地を仕入れさせていただいています♪
今回はその生地が染め上がっていく過程の一部をたっぷりご紹介しますねヽ(=´▽`=)ノ
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白生地の山!!!
触れるのも戸惑うような純白の生地です。
着物ならではの地模様の多彩さが
白いからこそよく分かります。
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糊です。
文山染工さんでは正絹・木綿・化繊どれも
染めるそうで、各素材に合わせた糊があるそう。
見た目なんだか甘いクリームに見えましたが
こちらは米から出来ているそうです。
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染料に糊をしっかり混ぜます。
大きくて重そうなハンドミキサーのような物で
混ぜていました。
色のデータは全て保管されています。
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この日染めていた反物の型です。
1色に1枚の型でこの日のは15枚ほど…
1枚の反物に対して15回以上も手を掛けて染め上がるんですね!
もちろん沢山の色を使う反物はそれ以上の手間になります。
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型の中の一枚です。
フィルムで出来ているそうですが超細かいメッシュになっていました。
白抜きの部分がこの型で染まる部分。
ピッタリ合わせるのも、色糊をハネさせないようにするのも
素人では出来ません…
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工場(こうば)の様子。
反物は約12メートルで市場に出回りますが、
耳をカットするのでここで広げている長さはそれ以上。
それを台にズレ無く貼っています。
気が遠くなりますね…
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そこまで準備をしてやっと染める工程です。
色糊を型に流し込みます。
分量は職人さんの長年の勘。
12メートル+αが一気に染められる分量です。
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型に色糊とハケ?的な物をセットした状態。
型だけでも枠がしっかりしているので結構な重量です。
これを1ブロックずつ移動して染めて行きます。
かなりの重労働、私は一時間ともたない気がします(^_^;)
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ハケ的な物に色糊を含ませて…
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型に平行に擦りながら上まで!
この動き、1秒未満です(@_@;)
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シャっと一気に下ろす!!
でも貯めてある糊をハネさせない技術に驚愕…
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このシャ!で、
おそらくこの薄いピンクの部分が染まっています。
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黙々とシャ!っとする職人さんたち…
1クール終わったら次の型へ。
頭上の白いネットに包まれている排気口からは
ボイラーからの熱風が(TдT)
乾燥させて色を定着させます。
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使った型は洗って保管。
白生地に触れても大丈夫な位にキレイに洗っています。
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型の保管庫。
昔の柄を再度注文されるお客さまもいらっしゃるそうで
保管場所も広く必要なんですね!
これを把握できてる社長さんがスゴイです…
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乾燥させている間だけの休憩。
ハードな仕事です。
全て染め上がった後、洗いの工程を経ると
発色は鮮やかに!!
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この日染めていたのは、この二枚の反物の下になっている方の色違いだそうです。
この京友禅の型染めの技法を手捺染(てなせん)というそう。
ため息の出る美しさですね~(*´艸`*)
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寸分の狂いも許されない職人技に
ただただ驚き感動してきました!
私が繭屋さんを見付けて、
その染めに一発で魅了されたわけですねw
文山染工さんは京都で代々続き、大手にも納入されている実績です。
キモノノミライはたった1年半(^^ゞ
肩を借りさせていただいて、これからも魅力あるドール着物作りに精進していきたいと思います!!
今回はなかなか見ることのできない工程をじっくり見学させていただき、
本当にありがとうございました!m(_ _)m!
職人気質でも気さくな社長さんとベッピン奥さまの細やかな気配りに
今までに増してファンになって帰ってきました♪
これからもどうぞよろしくお願い致します!