キモノノミライのスタッフの中で、爪が一番長いのは女将です(^_^;)
元々ネイル好きというのもありますが、制作にネイルは厳禁…アイロンの熱でポリッシュが溶けてしまいます。
ではなぜ長いか。
長くないと出来ない作業が、一つだけあるのです！
目下集中制作中の1/6（サイズで言うとＳＳ～LL）用のぽっくり、鼻緒が付いた状態がこの画像です。
これに前ツボを付けたら仕上がりなのですが、その前ツボ。
わずか数ミリの生地を三つ折りにして作っています…
その作業だけは爪が長くないと数ミリの生地をおさえられないので出来ません(;_;)
下駄は価格をおさえる為、前ツボに細い紐を利用していますが
キモノノミライのぽっくりの本物の塗りには、そのチープさは合いません。
この気が狂うような細かい作業は、前ツボだけじゃないんですよ～(^^)
「帯は飾りであり、遊ぶもの」という女将の理念（というほど大したモノじゃないですが）の基、
キモノノミライの帯は多様多種の帯結びや飾り方があります。
帯スタッフは着付け師さんが結び上げた帯の資料を見たり、イメージを膨らませて作品を作っています。
このサイズに「イメージを形にする」ってのは帯地の厚みを考慮しての作業、細かさの極みですね！
着物は本来紐で留まっている物ですが、和～なごみ～の着物はマジックテープで誰もが着せやすくなっています。
でも！
襟の延長…紐で留める人間の着物は、襟の延長を紐で留めるから襟の首回りのフォルムが保たれるもの。
人間の着物は襟がうーんと長いんです(^^)
帯を巻いた下にも襟の延長がある。 出来る限り本来の着物の造りを崩さずにいたいのです。
しかしその分、はしょりの折りあげは難しくなります。
着物作りの最後の作業のはしょり縫い、襟ぐりも難しいのですが
同様にミリのズレにとても神経を使う部分です。
こんな感じで、それぞれが担当しているミリレベル作業を向上心を持ちコツコツと続けています(^^)/
今日の女将は前ツボ付けと発送をして、国勢調査のチラシ配布に行ってこようと思います(^_^;)
下駄とぽっくりは完成間近！
ぽっくりはドールの種類によって鼻緒を調整してお届けしていますよ(^_-)
下駄はキツめに仕上げていますが、人間のと同じく鼻緒をすげているので丈夫！
鼻緒を引っ張ってドールの足に合わせてください。
次回はこの履物たちと秋色着物を出品の予定です☆彡
出品に関して事前にお知らせしているニュースレターをご利用くださいませ♡
今日は秋晴れ♪
先日イギリスのお客様とのメールで、「イギリスの秋は晴れ間が少ない」と教えていただきました。
地球の裏側で、憂鬱な天気の中
私たちの作品で笑顔になってくれる人がいるなんて…感無量！！
たくさんの刺激をいただき有り難い限りです♡
